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フィルムコンデンサ

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フィルムコンデンサはプラスチックフィルムを誘電体に使用し、非常に優れた低損失・高絶縁特性を有します。電子機器の高周波化に最適なルビコンのフィルムコンデンサは、オーディオ&ビジュアル機器、情報通信機器、照明機器のインバータ回路やスイッチング電源回路のほか、過酷な使用環境の自動車機器等幅広く使用されています。

低損失・高絶縁特性

フィルムコンデンサはプラスチックフィルムを誘電体に使用し、非常に優れた低損失・高絶縁特性を有します。電子機器の高周波化に最適なルビコンのフィルムコンデンサは、オーディオ&ビジュアル機器、情報通信機器、照明機器のインバータ回路やスイッチング電源回路のほか、過酷な使用環境の自動車機器等幅広く使用されています。

大電流

内部接続電極面積の拡大により低ESR化を実現した大電流シリーズでは、同一体積において約30%の許容電流アップを実現しております。

高耐熱

主に車載向けの高耐熱対応製品として125℃対応のMPTシリーズを新たにリリースしました。

低うなり音

高出力化に伴い問題視されております、フィルムコンデンサから発生するうなり音について低減したシリーズもラインナップしております。

パワーフィルムコンデンサ

シリーズ一覧

フィルムコンデンサ

タイプ シリーズ名 詳細 検索 特長 汎用 小形化 大電流 高耐熱 高電圧 AC定格 CR複合 定格電圧(V) 静電容量(μF) カテゴリ温度範囲(℃) シリーズ名
メタライズド ポリプロピレン フィルムコンデンサ MPB

 

標準品

DC250~630 0.01~4.7 -40~+105℃ MPB
MPK

 

小形化品

DC450~800 0.1~4.7 -40~+105℃ (+85℃) MPK
MPN

 

超小形化品

DC450~630 0.1~4.7 -40~+85℃ MPN
MPH

 

大電流品

DC100~800 0.047~22 -40~+105℃ MPH
MPE

 

高電圧品

DC800~1,600
AC250~700
0.001~0.56 -40~+105℃ MPE
MPKA

 

交流雑音防止用
小形化品

AC125~275 0.01~1 -40~+85℃ MPKA
PCK

 

大電流
低うなり音品

DC450~2,000 0.01~33 -40~+105℃ (+85℃) PCK
MPF

 

超高電圧品

DC10,000~20,000 0.027~0.68 -40~+85℃ MPF
new MPT

 

高耐熱品

DC630 1~6.8 -40~+125℃ new MPT
new MPY

 

小型化
大電流品

DC450 0.47~10 -40~+105℃ new MPY
メタライズド ポリエステル フィルムコンデンサ MMB

 

標準品

DC100~630 0.01~10 -40~+105℃ (+85℃) MMB
MMG

 

小形化品

DC250~630 0.056~10 -40~+105℃ (+85℃) MMG
MMBA

 

交流雑音防止用

AC125~250 0.01~1 -40~+85℃ MMBA
CR複合部品
CR-サージアブソーバ
MCRA-DP

 

CR複合部品

AC125~250 C: 0.033~0.1
R: 47~120Ω
-25~+85℃ MCRA-DP
パワーフィルム コンデンサ MPC

 

大電流品

DC700~1,600 0.1~2.2 -40~+85℃ MPC
MPCA

 

交流用

AC220~500 1~100 -25~+70℃ MPCA
HVC

 

低ESL品

DC250~800 50~800 -40~+105℃ HVC
MPX

 

スタッド固定タイプ

DC1,100~1,300 200~1,600 -20~+70℃ MPX
ポリエステル フィルムコンデンサ F2D

 

標準品

DC50~200 0.00047~0.47 -40~+105℃ F2D
ポリプロピレン フィルムコンデンサ P2S

 

低損失品

DC100~250 0.00022~0.1 -25~+85℃ (+70℃) P2S
ポリフェニレンスルフィド
フィルムコンデンサ
H2D

 

高耐熱品

DC50~100 0.00047~0.47 -55~+125℃ H2D

体系図

テクニカルノート

FAQ(よくある質問)

フィルムコンデンサの寿命を教えてほしい

フィルムコンデンサは、通常設定されている定格範囲内であれば磨耗故障にいたらず、したがって、寿命という概念も基本的にはありません。ただし、定格を超える場合や高温高湿環境下ではその限りではありませんので、それぞれの条件下での使用の可否や寿命について、詳細を吟味する必要があります。

フィルムコンデンサにどのくらい電流を流せますか?

周波数に対する許容電流データを参照ください。ただし、このデータは正弦波電流に関してのものであり、実際ご使用の機器での波形は、かなりの高調波成分を含んでいることが多く、前出データの許容値を多少超える場合でも、コンデンサの自己発熱が許容値以下である場合が多々あります。最終的には、実機での自己発熱確認を推奨いたします。

高周波電圧のディレーティングはなぜ必要?

高周波電流許容値によって制限される電圧です。ただし、この電圧は、あくまでも交流成分についてで、直流電圧が重畳された場合は、そのピーク電圧が直流定格電圧を超えないことが必要です。なお、波形が正弦波と異なる場合は、以下の条件を満足しているか併せて確認が必要です。
(1) 電流条件を満足する(許容電流以下である)。
(2) パルス定格電圧が規定されている場合、Up-p電圧が定格以下である。