製品情報:技術トピックス

巻回形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(ハイブリッドタイプ)「PFVシリーズ」の紹介

はじめに

  弊社では、これまでに巻回形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの高耐電圧化を実現したリード線タイプの「PZA」シリーズ(105ºC3000hr品)、「PZC」シリーズ(125ºC3000hr品)、面実装タイプの「PAV」シリーズ(105ºC3000hr品)、「PCV」シリーズ(125ºC3000hr品)を商品化してきましたが、この度、従来品を大容量化・長寿命化したハイブリッドタイプの「PFV」シリーズ(125ºC4000hr品)を開発致しました。巻回形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは、一般的な非固体のアルミ電解コンデンサと比べて低ESRであり、高リプル電流に対応できるという特長を持っています。また、固体の電解質を使用していることから、低温から高温までESRが非常に安定している(電気的特性の経時変化が小さい)という特長も併せ持ち、従来の非固体アルミ電解コンデンサの欠点を克服した製品ですので、各種電源の平滑用として、信頼性・動作性能の向上や制御基板の小型化に大きく寄与します。特に通信機などの屋外に設置される機器や小型・軽量化が強く求められる車載機器向けなどに最適です。
  「PFV」シリーズは、上記導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの卓抜した製品特性を維持しながら、大容量化、長寿命化を実現した鉛フリーリフローはんだ付けに対応した面実装の製品です。

開発品の特長

  導電性アルミ固体電解コンデンサの高耐圧化は、新ポリマーの採用と独自の製造技術を開発することで実現しましたが、今回、新製品として発表する「PFV」シリーズは低ESRの導電性高分子に当社で新規に開発した添加剤を配合することで、コンデンサをハイブリッド化し、更に製造条件を最適化することで、従来の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ同様に、極低温域まで安定した特性を保持し、更なる高容量化、長寿命化、低漏れ電流化を達成しました。
  従来の非固体アルミ電解コンデンサ(弊社「TGV」シリーズ)に対しては、同一サイズでESR約1/6、リプル電流約4倍になり、また、従来の固体アルミ電解コンデンサ(弊社「PCV」シリーズ)に対しては、静電容量が約3~5倍になります。製品保証寿命も125℃3000時間から4000時間に延長され、機器の小形化、高信頼性化に貢献致します。

主な製品概要
シリーズ名PFV
サイズφ8×10.5L~φ10×10.5L
温度範囲-55~+125℃
定格電圧25~63V.DC
静電容量33~330µF
保証寿命4,000時間

サンプル供給、量産日程
  サンプル供給  :2015年2月
  量産              :2015年6月

性能比較例(35V品)
シリーズPFVPCVTGV
静電容量(µF)27056220
サイズ(φ×L:㎜)10×10.510×1210×10.5
ESR(Ω/20ºC 100kHz)0.0200.0310.120
リプル電流(mArms/125ºC100kHz)2,0002,000550
125ºC寿命4,000時間3,000時間3,000時間

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